ED治療薬と増大サプリは何が違うの?
そもそも、ED治療薬と増大サプリメントって何が違うのかわからない人も多いと思います。
一体何が違うのか?
ずばり、ED治療薬は医薬品で、増大サプリメントは補助食品です。
なので、ED治療薬は、基本的に医師の処方箋がないと入手することはできません。
一方、増大サプリメントは補助食品であるため、誰でも簡単に購入することができます。
そんな二つの違いをわかりやすく解説していきたいと思います。
そもそもEDってなに?
EDとは、Erectile Dysfunctionの略で、勃起障害、勃起不全のことです。
あまり知られていませんが、日本には、約1800万人ものEDの男性がいると推計されています。
ですが、実際に治療を受けているのは、約5%程度と言われています。
どうして治療を受けないのでしょう?
それは、性の悩みであり、人に知られたくない、恥ずかしいという理由や自分がEDだという認識ができていないことなどが原因と考えられます。
確かに、女性の看護師さんにいろいろ聞かれるのって恥ずかしいですよね。
EDが勃起に関わる病気であることはわかっていると思いますが、EDってこんな病気と具体的に理解している人はあまりいないでしょう。
このページに来られたということは、もしかしてEDなのかと不安に思っているからではないでしょうか?
そこで、あなたが本当にEDなのか、治療が必要なのかの判断材料にしてもらえるように、EDについて、わかりやすく解説してみたいと思います。
男性の誰もがなる可能性のあるED
先程説明したように、EDは、勃起障害、勃起不全と言われています。
この言葉から、勃起できない状態をイメージしてしまいがちですが、実はそれだけが勃起不全ではないのです。
勃起障害というように、勃起するまでに時間がかかってしまったり、勃起したとしても途中で、勃起状態を保てなくなったりして、セックスが満足できないという状態も広い意味でEDとなります。
専門的な定義としては、
「セックスの際に十分な勃起状態を保つことができず、満足のいくセックスができない状態」
とされています。
つまり、挿入する際に勃起しなかったり、挿入している最中に萎えてしまったりする状態があれば、あなたはEDであるということです。
パートナーと初めてのセックスをしようとして緊張から勃起できなかったというのはよくある話ですが、この状態が何回も続くようなら、EDを疑ったほうがいいかもしれません。
年齢的なものから、精神的なものなどEDになる原因はさまざまですが、全ての男性がEDになる可能性があるので、ちょっとおかしいなと思ったら、セルフEDチェックをしてみて下さい。
セルフEDチェック
簡単な5つの質問にこたえるだけで、あなたのED度合いがわかるので、ちょっと試してみて下さい。
最近6ヶ月のあなたの状態に当てはまる回答を選んで、そのスコアを合計するとあなたのED度がチェックできます。
回答の前にある数字を足していってくださいね。
- 勃起した後、維持する自信はどの程度でしたか?
- 1・・・非常に低い
2・・・低い
3・・・中くらい
4・・・高い
5・・・非常に高い
- 性的刺激によって勃起した時、どれくらいの頻度で挿入可能な硬さになりましたか?
- 0・・・性的刺激はなかった
1・・・ほどんど、またはまったくならなかった
2・・・たまになった(半分よりかなり低い頻度)
3・・・ときどきなった(半分くらい)
4・・・しばしばなった(半分より高い頻度)
5・・・ほぼいつも、またはいつもなった
- セックスの際、挿入後にどれくらいの頻度で勃起を維持できましたか?
- 0・・・セックスをしなかった
1・・・ほとんど、またはまったく維持できなかった
2・・・たまに維持できた(半分よりかなり低い頻度)
3・・・ときどき維持できた(半分くらい)
4・・・しばしば維持できた(半分より高い頻度)
5・・・ほぼいつも、またはいつも維持できた
- セックスの際、射精するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか?
- 0・・・セックスをしなかった
1・・・極めて困難だった
2・・・とても困難だった
3・・・困難だった
4・・・やや困難だった
5・・・困難ではなかった
- セックスの際、どれくらいの頻度で満足できましたか?
- 0・・・セックスをしなかった
1・・・ほとんど、またはまったく満足できなかった
2・・・たまに満足できた(半分よりかなり低い頻度)
3・・・時々満足できた(半分くらい)
4・・・しばしば満足できた(半分より高い頻度)
5・・・ほぼいつも、またはいつも満足できた
引用元: 木元康介他:日本性機能学会雑誌24(3):295-308,2009
合計点による判断は次のとおりです。
1〜4点 : EDの疑いあり
5〜7点 : 重度のED
8〜11点 : 中等度のED
12〜16点 : 軽度もしくは中等度のED
17〜21点 : 軽度のED
22〜25点 : 正常(EDの疑いなし)
あくまで、EDの傾向を見るためのセルフチェックなので、この判断が正しいわけではないことをご理解下さい。
このことを踏まえた上で、このセルフチェックの合計得点が21点以下の場合はEDの疑いがあるので、一度医師に相談してみたほうがいいかもしれません。
EDの典型的な症状とは
満足のいくセックスができないのがEDの典型的な症状です。
- 性欲はあるんだけど興奮しても勃起できない
- 勃起しても硬さを保てない
- 勃起しにくい上、勃起を持続できない
- 挿入しても途中で勃起状態を維持できなくなる
というような症状になります。
ペニス増大サプリの仕組みとメカニズムでも紹介していますが、勃起は、脳からの性的刺激が陰茎に伝わり、陰茎海綿体の動脈が広がって血液が流れ込み、そこから血液が流出しないようになることで勃起状態を維持しています。
これが何らかの原因により、陰茎海綿体への血液流入ができなかったりするのがEDで、ED治療薬は、強制的に陰茎海綿体への血流を促す働きを持っているんです。
EDを引き起こす3つの原因
日本に1800万人もいるとされるEDですが、その原因は、年令によるものだけではありません。若い人にも起こる可能性があります。
そんなEDの主な3つの原因を紹介します。
心理的ストレス
ストレスや不安、うつなどの心理的な要因がEDを引き起こす大きな原因の一つです。
20代から40代に多く、日常のちょっとしたことがストレスになって、EDを引き起こしてしまいます。
心理的な要因で起こるEDには、「現実心因」と「深層心因」によるものがあります。
現実心因によるもの
例えば、パートナーの女性や奥様から、
「何やってもだめなんだから」
とか
「ほんと役立たずね!」
なんていわれたり、
経済的なストレスなどですね。
代表的な現実心因には次のようなものがあります。
自分自身で原因の検討がつくものがほとんどで、カウンセリングや薬を服用することで簡単に治ることも結構あるようです。
深層心因によるもの
心理的要因で原因が特定しづらいのが、深層心因に原因があるものです。
幼少期の体験や性的なトラウマなど、過去の体験が心の奥底に潜んでいて、無意識の中に原因があるため、長期的なカウンセリングによる治療が必要になったりすることから、治療が難しいケースが多いようです。
代表的な深層心因には次のようなものがあります。
どちらにしても、一人だけで解決することは難しいので、医師に相談することをおすすめします。
血管・神経に障害のある場合
年齢が上がるにつれて、どんな病気にもかかるリスクは上がります。
それと同時に、EDになる割合も高くなります。
血管や神経に障害があることで起こるEDには、「加齢」「生活習慣」「手術」「泌尿器系」の異常が要因として考えられます。
加齢によるもの
加齢により、血管や神経にさまざまな障害が起こってきます。
特に、動脈硬化によって血流に問題が起こり、EDになってしまうパターンが非常に多いとされています。
生活習慣によるもの
糖尿病や高血圧などの生活習慣病が原因で、血管や神経に障害が発生してEDになることがあります。
生活習慣の乱れで起こる生活習慣病である糖尿病や心疾患などを持っている場合は、血流が深い関わりを持つEDになりやすくなります。
特に、喫煙や飲酒もEDを引き起こす原因と考えられているので、生活習慣を見直すことも必要です。
手術・泌尿器系によるもの
前立腺がんや膀胱がんの手術は、陰茎海綿体の血管や神経を傷つける可能性があります。
ガンの手術は、再発防止のために、より多くの部分を切除する方法が取られていたため、手術後に、EDになる事もあったようです。
このような手術を行う際は、十分なコンプライアンスの元、手術を受けることが大切です。
また、前立腺肥大などの泌尿器系疾患もEDの原因となるので、何か調子がおかしいと感じたときは、すぐに医師に相談したほうがいいでしょう。
特定の薬剤を服用している場合
病気の治療のために服用している薬剤が原因でEDを引き起こすことがあります。
中枢神経や末梢神経に作用するものや循環器系、消化管に作用する薬剤は、その原因となる可能性があるので、服用について医師に相談することをおすすめします。
意外と多い日本のED患者
なんと衝撃的なことに、1998年に男性を対象として行なった調査によると、日本人の成人男性の4人に1人がEDであるということがわかっています。
引用元: 白井將文:日本臨床60(増刊号6):200-202,2002
約20年前にそんな状態だったのなら、2017年現在ではもっとEDの数は多くなっていることは間違いないでしょう!
次のグラフは、年代別男女別にEDネットクリニックにED相談を利用した人の分布です。
引用元:http://ed-netclinic.com/about_ed/data.php
女性からも
「彼に何かしてあげられることはないか」
というような相談もあり、年代や性別に関係なくEDに悩んでいることがわかります。
ここまで、EDのことや原因について解説してきましたが、一つ言えることは規則正しい生活習慣を心がけることで一つの要因は取り除けるということです。
それが全てではありませんが、まずはできることから取り組むことが大切ですね。
かなり長くなってしまいましたが、次にED治療薬について紹介していきます。
ED治療薬の作用
ED治療薬は、勃起をサポートするために服用する薬です。
正しくは、「PDE5阻害薬」
阻害薬ってなんだ?
って思いませんか?
勃起は、血液が陰茎海綿体へ流れ込むことが必要です。
通常、性的刺激を受けた後、サイクリックGMPという物質が陰茎の平滑筋を弛緩させて、血液を陰茎海綿体へ流し込むことができます。
しかし、EDの場合、PDE5という酵素が活発になりすぎて、「サイキックGMP」を分解してしまうので、平滑筋が弛緩せずに、血液が流れ込むことができない状態になるんです。
そこで、PDE5の働きを阻害することで「サイキックGMP」が有効に働き、血液の流入をスムーズにすることで、正常に勃起できるようになるんです。

引用元:浜松町第一クリニック
ED治療薬の有効性
ED治療薬は、その効き目が80%以上もあり、たくさんの男性をEDの悩みから開放してくれています。
病気などの疾患がなく、EDだけの治療をしている人に限るとなんと95%もの人がその効果を実感しています。
ただし、ED治療薬の効果は、服用タイミングが非常に重要で、空腹時に服用することが必須条件です。
医師から指示があるので、しっかりと確認して、有効的な使い方を心がけて下さい。
ED治療薬の安全性
バイアグラを間違った使い方をして、無くなってしまう事故もあるくらいなので、その安全性は気になるところですよね。
インターネットでは、
「ED治療薬は心臓に負担がかかるから危ない」
とか
「1日中立ちっぱなしで、仕事にならない」
とか
「中毒性があってやめられなくなる」
などといったうわさが飛び交っています。
でも、安心して下さい!
ED治療薬は、血流を良くして、ペニスに血液が集まることを阻害している物質を取り除き、血液を集まりやすくする薬です!
薬がきいている間に性的刺激を受けたときの爆発力はすごいものがありますが、
依存性もないし、性的刺激がなければ勃起することもありません。
ただ、心臓に持病を抱えているなどの心配がある場合は、そのことを医師に相談して下さい。
ED治療薬の種類
EDの治療薬で、日本で認可されているものは、「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類のみです。
どれも効果は抜群で、重篤な副作用も認められていませんので安心です。
ちなみに、狭心症や心筋梗塞の治療を行っている場合は、使用できないこともあるので、医師にしっかりと相談してください。
では、この3つについて簡単に説明しておきます。
バイアグラ
日本で最初に発売されたED治療薬で超有名ですね。
もともとは狭心症の薬として開発されていたのですが、ひょんなことからすごい効果が発見されたんですね
詳しくは、ED治療薬の誕生秘話で紹介していますので、興味があれば、ごらんください。
2014年に日本での特許が切れたので、各製薬会社からジェネリックが登場しています。
効果の持続時間 | 5時間程度 |
---|---|
副作用 | 全身や顔の火照り・軽い頭痛・軽いめまい・動悸・目の充血・胸焼けなど |
併用禁忌薬 | 硝酸剤全般(ニトログリセリン含有剤)と塩酸アミオダロン塩酸塩錠100mg[サワイ]=アンカロン錠、アミオダロン塩酸塩錠100mg[サンド] |
レビトラ
2004年に日本で認可され、バイアグラより食事の影響を受けづらく、即効性があるのが特徴のED治療薬です。
説明には、「標準的な食事による影響を受けないという報告がありますが、薬の効果を実感していただくためには、空腹時での服用をお奨めします」との記載もあります。
効果の持続時間 | 10mgで5時間程度、20mgで7〜10時間程度 |
---|---|
副作用 | 全身や顔の火照り・軽い頭痛・軽いめまい・動悸・目の充血・胸焼けなど。ただし、20mgだとバイアグラより効き目がある分、副作用も若干強め |
併用禁忌薬 | 硝酸剤全般(ニトログリセリン含有剤)、抗ウイルス薬(HIV治療薬)、内服の抗真菌薬、抗不整脈薬 |
シアリス
一番最近の2007年に日本で認可されたED治療薬です。
バイアグラともレビトラとも違う性質をもち、効果の持続時間が最大36時間とながく、食事による影響も少ないのが特徴です。
ただ、レビトラにしても、シアリスにしても、空腹時に服用することが最大限の効果を得られることは間違いありません。
ということで
EDのことからED治療薬までかなり詳しく解説してきましたが、ご理解いただけたでしょうか?
EDの悩みっていうのは、その性質からなかなか表には出てこないし、誰にも相談できないものです。
しかし、通常なら勃起してもおかしくない、挿入している最中に萎えてしまうというような状態の場合、EDである可能性は否定できません。
早期に気付いて治療を行えば、改善も早く、男の自信も簡単に取り戻すことができるでしょう。
そのままほっておくことで、悪化の一途を辿ってしまうことになりかねません。
もし、このページを読んで、不安になったら、ぜひ一度、来院不要のスマホ診断をしてもらえる【六本木EDクリニック】に相談してみて下さい。